アジアの旅行先として注目されつつあるブルネイ、みなさんはどんな国かイメージできますか?
ブルネイは東南アジア・ボルネオ島に位置する小さな国ですが、モスクや水上集落の見学、マングローブのツアーなど、日本ではなかなか体験できない独自の文化や自然が魅力です。さらに、SNSでも話題のマティーン王子が暮らすロイヤルファミリーの国としても知られており、ちょっと特別な旅行気分を味わえます。
治安が良く、英語も日常的に使われているため、初めての海外旅行でも安心して過ごせます。熱帯の気候や豊かな自然、現地の人々との触れ合いなど、ブルネイならではの魅力もたくさん。
この記事では、ブルネイ旅行の基本情報や観光スポット、気をつけたい注意点、そして旅行中に使える英会話まで、ブルネイをより楽しむための情報をわかりやすくご紹介します。
ブルネイ旅行の基本情報

ブルネイってどんな国?
熱帯のボルネオ島に位置するブルネイは、面積は5765㎢で三重県ほどの大きさ。人口は約45万人(2025年時点)です。島の周囲には、マレーシアやインドネシアの州があります。
ブルネイは首都であるブルネイ・ムアラ地区、農業が盛んなトゥトン地区、石油採掘ができるベライト地区、国立公園が有名なテンブロン地区の4つのエリアに構成されており、それぞれ雰囲気も異なります。
国の宗教はイスラム教で、食事はハラール中心。1日に5回、数々のモスクからお祈りの音(アザーン)が聞こえるので、旅行中にイスラム文化を肌で感じられます。日本ではなかなか味わえない、ちょっと特別な体験になるかもしれません。
言語
ブルネイの公用語はマレー語ですが、教育の現場では英語が中心に使われているため、旅行者にとっても英語が便利に使える国です。レストランやカフェではメニューも英語表記があり、店員との会話も英語で問題なく行えます。観光地や交通機関でも英語が通じる場所が多く、初めての海外旅行でも安心です。
気候と年間の天気
ブルネイは赤道に近い場所にあるので、四季はありません。1年を通してあたたかく、平均気温はだいたい30℃前後。
ただ、雨季と乾季があるのが特徴です。
- 乾季:2〜4月ごろ
お天気が安定していて観光しやすいシーズン。外でのアクティビティも◎ - 雨季:10〜12月ごろ
スコールのようにザーッと雨が降ることもありますが、基本的には短時間で止みます。
服装は日本の夏と同じ感覚でOK。ただし、室内は冷房がかなり強いことがあるので、カーディガンや薄手の羽織が1枚あると安心です。
治安
ブルネイは治安の良さで知られる国で、夜でも比較的安心して街を歩ける雰囲気があります。旅行初心者でも過ごしやすい環境ですが、どの国でも同じように、スリや置き引きなどの軽犯罪には注意が必要。貴重品はチャック付きのバッグに入れるなど、基本的な対策をしておけば安心して観光を楽しめます。
直行便情報

日本からブルネイへは、ロイヤルブルネイ航空の直行便を利用すればスムーズにアクセスできます。
成田〜ブルネイ間は月・水・金・日の週4便が運航しており、所要時間はおよそ6〜7時間。乗り継ぎが不要なので、思っている以上に気軽に行ける距離です。機内サービスの評判も良く、日本人旅行者からの支持も高い航空会社です。
ブルネイ旅行の注意点

ブルネイは一年中暑いですが、屋内は冷房が強めなこともあるので、軽い上着を持っていくと安心ですよ。現地の文化に配慮して、(肌の露出が少ない)控えめな服装がおすすめです。金曜日の昼は礼拝のため、お店や飲食店は閉まるので、観光プランに注意してください。クレジットカードはほとんどの場所で使えますが、マーケットや中心部から少し離れた場所では現金を少し持っておくと便利です。
観光スポット
ジャメアスル・ハサナル・ボルキア・モスク

ジャメアスル・ハサナル・ボルキア・モスク(通称:ニューモスク)は、首都バンダルスリブガワン中心部から車で約5分とアクセスも良好。
ブルネイ最大級のモスクで、整えられた庭園や噴水が美しく、内部にはステンドグラスや大理石が贅沢に使われています。外観・内観ともに見応えのある、ブルネイを代表する名所です
スルターン・オマール・アリ・サイフディーン・モスク

首都バンダルスリブガワンにあるオールドモスクは、ブルネイ観光で必ず訪れたい名所のひとつ。ラグーンに映る美しいシルエットや、伝統的な船との景観が魅力で、夜のライトアップも写真映えしますよ。
カンポン・アイール(水上集落)

カンポン・アイールは、首都バンダルスリブガワンの川沿いに広がる世界最古の水上集落です。家や学校、モスクなどが川にせり出すように建てられており、住民は水上タクシー(ボート)で行き来します。観光として訪れる場合は、近くの船場から片道一人あたり1ブルネイドルで行くことができます。
マングローブ

青々と茂るマングローブの熱帯雨林は、豊かな生態系が広がるブルネイらしい自然スポット。ここではボルネオ島にしか生息しないテングザルやワニなど、珍しい野生動物に出会えるチャンスがあります。
市内からは水上ボートでアクセスでき、気軽にジャングル探検を楽しめるのも魅力。
料金は1人あたり約30ブルネイドル〜が目安ですが、当日の状況によって値段交渉が必要なこともあります。
ウル・テンブロン国立公園

ウル・テンブロン国立公園はテンブロン地区に位置しています。ブルネイ・ムアラ地区とテンブロン地区を結ぶ30kmの橋を車で使えば、行き来もスムーズ。国立公園内では、キャノピーウォークやハイキング、滝遊びなど、さまざまなアクティビティを楽しむことができます。
旅行で使える英会話フレーズ

旅行前に、飛行機や空港内、観光先で使える英語フレーズを覚えておくと、ブルネイでの旅がもっとスムーズに楽しめます。日常会話から観光のやり取りまで、知っておくと便利なフレーズをまとめました。
飛行機・空港内
- Could I get an aisle seat, please?(通路側の席をお願いできますか?)
※空港チェックイン時に席の空き次第でリクエストが可能です - Can I have a blanket, please?(毛布をお願いします)
- Could you help me with my luggage?(荷物を手伝っていただけますか?)
- Can I have water/tea/orange juice, please?(お水/紅茶/オレンジジュースをください。)
- What kind of drinks do you have?(飲み物は何がありますか?)
- Excuse me, but I think you’re in my seat. (すみません、私の席に座っていると思うんですが)
観光
- How can I get to 〜?(〜まではどう行きますか?)
- How much is this?(これはいくらですか?)
- Where is the entrance to〜? (~の入口はどこですか?)
- May I take pictures inside? (館内で写真を撮ってもよいですか?)
ブルネイ旅行を楽しむポイント

今回は、ブルネイの魅力的な観光スポットや文化、そして旅行の注意点をご紹介しました。モスクや水上集落、マングローブツアーなど、ブルネイならではの体験がたくさんあります。気候は一年中あたたかく、乾季なら外でのアクティビティも楽しめます。服装やマナーに少し気をつけるだけで、安心して旅を満喫できます。
また、ブルネイでは英語が生活の一部になっているので、ちょっとした英会話ができれば現地の人とのコミュニケーションもスムーズ。旅行前に英語のフレーズを覚えておくと、より旅が楽しくなるはずです。
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